2015年12月20日日曜日

国際キャッシュカード(プリペイド)NEO MONEY(ネオ・マネー)について

海外のATMで直接的に現地通貨の現金を引き出す手段としては、クレジットカード(海外キャッシング)、国際キャッシュカード(新生銀行・楽天銀行)の他にプリペイド式のカードもあります。この手のプリペイドカードは色々とあるのですが、筆者はNEO MONEY(ネオ・マネー)を愛用しています。


ネオ・マネーは、大手の流通系クレジットカードの発行母体であるセゾンカードが発行しています。私的には、バックが大きいのは安心感につながります。カード発行の申込みは、インターネットからだけではなく、セゾンカウンターからも申し込むことができます。福岡市であれば、パルコ天神にセゾンカウンターがありました。

筆者の使い方としては、海外に行く前に、近所のセブンイレブンATMからネオマネーカードにチャージをします。そして、現地ATMからチャージした範囲内で現地通貨の現金を引き出しています。対応しているATMには、VISA/PLUSマークがあります。また、海外のVISAカードが使えるお店でもクレジットカードのように使えるようです。チャージして余った残高は、次回の海外旅行のときに使うという選択肢の他に、国内のVISAカード加盟店でも使えるようです。


他社のカードは有料とされていることが多いですが、年会費、カード発行手数料、チャージ手数料、口座管理費用など、維持費関係はすべて無料です。両替手数料としては、VISAインターナショナルが定めるレートに上乗せ4%です。また、ATM引出し手数料として、1回あたり200円が必要になります。国際キャッシュカード、三井住友VISAカードと比較してみます。

為替手数料
ATM手数料
利息
NEO MONEY
4.0%
200円
なし
新生銀行
4.0%
0円
なし
楽天銀行
3.0%
200円
なし
三井住友VISA
1.6%
216円
年利18%

ネオマネーカードは、他の手段と比較して割高感はありますが、そこまで不利な条件というほどでもないように思います。とくに、海外のATMでキャッシュカードやクレジットカードが飲み込まれてしまうリスクを考慮すれば、最悪切り捨てられるカードを1枚持っておくのも便利だと思います。

手数料の他にも、ネオ・マネーには、多彩なチャージ方法が用意されている点もうれしいところです。まず、銀行振込みによるチャージが可能です。対応している銀行は、都市銀行だけでなく、一部の地方銀行にも対応しています(対応銀行は公式ウェブサイトにて確認してください)。

都市銀行であれば、本支店間の振込み手数料は無料ですし、生活費のやりとりがある地方銀行でも、類似のサービスにより慣れた方法でチャージできるかと思います。地元・松山の伊予銀行も対象になっているのが、ちょっとうれしいです。


原則として、本人によるチャージが基本になりますが、手続きにより代理人によるチャージも可能なようです。例えば、本人が海外に留学しているときに、日本にいる家族の人に、少しずつチャージしてもらうというシナリオがあるかと思います。

一方で、海外において、安全なインターネット回線を確保できるのであれば、インターネット銀行からのクイックチャージを利用する方法もあります。本ブログの読者であれば、すでにネットバンクとネット証券を組み合わせて(要するに楽天銀行/楽天証券)利用しているかと思いますので、まどろっこしいことをしなくても、気軽にチャージすることが可能だと思います。