2016年7月15日金曜日

その支払いに“保険”はかかっていますか?

クレジットカードを使って支払う利点の中には、“動産保険”が付帯している点も挙げられるかと思います。すなわち、クレジットカードを使って買物をしたとき、その商品が壊れたり盗まれたりしたとき、“保険”が自動的にかかっているので、お金が戻ってくるという話です。

例えば、筆者のメインカードである、三井住友VISAカードの場合は、次の通りです。
お買物安心保険(動産総合保険):当該カードを利用して購入した商品が壊れたり、盗まれたりしたときに安心の保険サービスです。保険料のお支払いや事前のお届けは必要ございません。ご家族会員の方も本会員の方同様に補償されます。
ちなみに、補償内容と保険金額は次の通りです。


クラシックカード会員は、リボ・分割(3回以上)にて買ったものしか対象にならないので、一括払い派の人は使えないということになります。ただし、ゴールドカード会員(ゴールドカードやプライムゴールドカード)は、国内・海外問わずに購入日と購入日の翌日から90日間を保証してくれます。

保険金の額については、次の通りです。
カードご利用控あるいは購入店の領収書に記載された商品の購入金額(修理可能な場合は、修理金額か購入金額のどちらか低い金額)から自己負担額(※)を控除した金額を補償いたします。ただし、補償される金額は、会員1名につき補償限度額までとなります。また、購入した商品代金の一部を当該カードでお支払いした場合には、カード売上票(お客様控)の金額が限度となります。
注意しておきたい点として、まず自己負担額が3,000円であることです。すなわち、3,000円以下の商品は相手にされないということですね。また、例外として、“保険金の支払いができない場合”があることも確認したい部分です。


ちなみに、筆者が利用している、もう1枚のメインカードである、アメックスカードにも類似のサービスがあります。アメックスカードは、ショッピング・プロテクション(カード付帯)とショッピング・プロテクション・ワイド(別途申込み)の2種類があります。


カードに付帯しているのは、ショッピング・プロテクションで、自己負担額が10,000円である点を除いて、三井住友VISAカードと同等かと思います。アメックスの素晴らしいところは、ショッピング・プロテクション・ワイドに申し込むことによって、その対象期間が1年間に延長されることです。


ちなみに、筆者はショッピング・プロテクション・ワイドのプラン1(安い方)に入会しています。これで、1万円以上の商品をアメックスカードにて購入すれば、1年間あたり最大200万円までの保険がかかります。欄外に興味深いことが書かれており、お見舞い金として1万円がもらえるので、実質的な自己負担はゼロになったりします。


正直なところ、買物保険なんで、そんなに必要ではないだろうと思います。筆者もそう考えていましたが、お支払い例を見て、これは入会するメリットはありそうだと感じました。アメックスカードにて、タブレットコンピュータを買って、壊してしまった。メーカー保証はしぶって使えない、そんなときはショッピング・プロテクションですね。


三井住友VISAカードを含めて、VISAカード(やMASTERカード)は、“決済カード”なので、決済能力の高さが重要視されます。一方、アメックスカード(やJCB、Diners)は、“T&Eカード”なので、ゆとりある大人のライフスタイルを応援するカードかと思います。そのため、決済カードだけではちょっと不満で、T&Eカードと2枚をもつとき、案外と使い勝手が良くなります(個人的な見解ですが...)。

筆者は“サイフを落す”といった経験はないのですが、そういう経験がある人は、サイフの中身まで補償してくれる『持ち物まるごと保険「プロテクト YOU」』なども、アメックスカードにはあります。あとは、医療系保険、傷害系保険、旅行保険も各種そろっています。保険金を支払ってさえおけば、何が起きても補償されるという安心感が得られるので、自分のやるべきことに集中してくださいということでしょうかね。


アメックスカードが提供する保険サービスで、筆者が入っているのは、「家電総合補償制度7,000円プラン」です。筆者の経験的に、某ケーズ電気とかであれば、家電の延長保証を受けようとすれば、別途料金が必要になります。某エディオンはエディオンカードを持っていれば、長期保証が無料になると言われていますが、価格が少し高めなので、そちらに転化しているのか?と疑ってしまいます。


1年間あたり7,000円ポッキリ、メーカー保証が1年の家電製品、それをアメックスカードで買うだけで保険対象になります。


筆者はMacBook(や家電製品)を、この保険の対象になるように買っています。例外項目を見てみると、携帯電話等の通信機器、中古品類、国内修理が不可能な商品、付属品類、エンジン付きの乗り物類、模型飛行機類、家に付属する類い、業務機器、そして時計です。別の保険制度では、名指しでDELLとMacBookは除いたパソコンとかいう場合もありますが、今の所、アメックスの方は大丈夫そうです。


クレジットカードの付帯保険も、よくみてみると、結構悪くないように思います。会員サービスのひとつなので、見直して見ることをおすすめします。