2016年7月13日水曜日

三井住友銀行がVISAデビットサービスをはじめるようです

三井住友銀行がVISAデビットサービスをはじめるようです。そもそも、デビットカードとは、銀行のキャッシュカードを使って決済ができるサービスで、国内ではクレジットカード端末を使って、J-Debitと呼ばれるサービスにて提供されています。また、クレジットカードとは異なり、銀行口座から直接的に引き出されるため、“借金”しているという感覚なしで使うことができます。

そんなデビットカードですが、国内のキャッシュカードでは、国内の加盟店でしか使うことができずにふべんです。そこで、VISAデビットカードであれば、VISA加盟店であればクレジットカードと同様に利用することができます。注意点としては、一部の決済には使えないということくらいでしょう。

国内の都市銀行、メガバンクのひとつである三井住友銀行が自行のキャッシュカードに、そんなVISAデビット機能を搭載するという話題です。


ちなみに、三菱東京UFJ銀行は、既にVISAデビットサービスをはじめています。そのため、三井住友銀行にかんしても、三菱東京UFJ銀行と同じようなサービスになるのではないかと想像できます。


三菱東京UFJ銀行は、15歳以上の人が利用できます。初年度こそ無料ですが、2年目以降は年会費として1,080円が必要になります。ただし、1年あたり10万円を利用すれば、年会費が無料になります。このあたりについては、年会費や無料の条件を多少変えてくる可能性がありますが、ほぼ同じようになるのではないかと予想できます。


興味深い部分としては、海外ATMから現地通貨を引き出せる点です。1回あたり108円、VISAインターナショナルが定める為替レートに3%の手数料上乗せです。新生銀行や楽天銀行の国際キャッシュカードサービスとほとんど同じスペックです。


メガバンクのVISAデビットカードについては、筆者も導入を検討したことがあります。しかし、クレジットカードがあれば、あえてVISAデビットカードを作る必要性を感じませんでした。結局、クレジットカード=借金カードというイメージで作れない人や、そもそもクレジットカードの与信が通らない人、が使うのかと思いますね。例えば、中国で普及している銀聯カード(Union pay)は、中国国内の銀行が提携したデビットサービスで、与信が通らない中国の人たちであってもデビットならOKといったところからスタートしてますから..。

さて、三井住友銀行は、どのようなサービスに仕上げてくるか期待したいところです。後出しじゃんけんをして、残念なサービスにだけはならないようにして欲しいものです。