2016年7月21日木曜日

Glocal Me G2の件(その1)~カタログスペック

新しいガジェットを入手いたしましたので、ご紹介したいと思います。国内だけではなく、海外でもインターネットに接続したいというとき、現地プリペイドSIMカードを入手したり、国内にてレンタルWIFIルーターを手配したりするかと思います。短期間の日程であったり、手間を考えると現地プリペイドSIMカードは手軽とはいえません。他方、レンタルWIFIルーターは、それらの手間は掛からないのですが、やはり“レンタル”する手間が面倒くさいです。それでは、両者の良いところを併せ持ったモノがあるとすればいかがでしょうか?


Glocal Meは、昨年あたりからサービスをはじめたようなので新しいサービスになります。Glocol Me G2と呼ばれるWIFIルーターを購入するため、初期費用が多少掛かってしまうのが難点です。しかし、端末の中にクラウドSIMと呼ばれるSIMカードが入っており、要するにアップルSIMのように、オンラインにてプランを購入すれば、その情報をソフトウェア的に解決してくれます。

すなわち、現地プリペイドSIMカードを買わなくても、WIFIルーター内のクラウドSIMはプログラマブルに柔軟に書き換えられます。さらに、レンタルWIFIルーターを手配して受け取らなくても、オンラインにて支払ったプランの情報が手元のWIFIルーターに適用されるので、とても気軽に利用できます。

利用できる場所としては、世界中のほとんどのくにです。少なくとも、筆者が立ち寄る可能性のある国では利用できます。


この手の類似サービスであれば、3Gなどの比較的低速な回線しか利用できないことが多いです。しかし、Glocal Meは、LTEが利用できるので、快適にインターネットに接続できます。


料金プランは2種類あり、従量課金プランとパック料金プランがあります。従量課金プランであれば、1MBあたり0.05ユーロ(≓約6.5円)になります。従って、100MBあたり5ユーロ(≓約650円)、1GBあたり50ユーロ(≓約6,500円)であるため、良心的な価格設定であるかと思います。

ちなみに、パック料金プランであれば、米国(1GB、30日)で14ユーロ(≓約1,800円)、日本(1GB、30日)で7ユーロ(≓約900円)、シンガポール・マレーシア(1GB、1年)で12ユーロ(≓約1,600円)になります。地域を特定しない世界プラン(1GB、1年)であれば、29.9ユーロ(≓約3,900円)です。


WIFIルーター端末に注目すると、SIMカードを2枚挿すことができます。従って、現地SIMカードを入手したとき、そのカードをWIFIルーターにつないで利用するといった利用シーンも描けます。


もう1点、セルラ通信の仕様をながめてみるます。以前、マレーシア・クアラルンプール移動の際にまとめたブログ記事と比較すると分かりやすいです。GSMは全バンドに対応しています。WCDMAに関しては、共通バンドの1、米国3G850バンドのバンド5は利用できます。一方、ドコモFOMAプラスエリアであるバンド6には未対応です。また、docomoはバンド1, 3, 19, 21, 28を使ってLTEを展開しているため、1と3の電波を捉まえられます。

また、マレーシア・クアラルンプール移動の際に問題になった、
マレーシアのmaxisはバンド3と7を使ってLTEを展開しており、とくにバンド7のカバレッジが広いようです。ということは、スマホとして利用しているPRIORI 3は、バンド3だけしかつかむことができず、バンド7の恩恵は受けられていないということになります。すなわち、クアラルンプール市内にてLTEが入りにくいと感じたのは筆者のPRIORI 3がバンド7に対応していないことに起因することになります。
は、解決することができそうです。


ちなみに、Glocal Me G2 の端末は入手済みなので、次回のブログ記事にて、順次、詳細を報告したいと思いま