2015年12月9日水曜日

メインカード・三井住友VISAカードについて

 はじめに、クレジットカードは魔法のカードではなく、あくまで借金カードだという認識が必要です。そのため、お金にルーズな人は、ここから先は読むことなく、現金ニコニコ払いできっちりと自分を管理して、お金が減っているという実感を常に意識するべきだと思います。

 さて、筆者はメインカードとして、三井住友VISAカードを利用しています。三井住友VISAカードは、銀行系カードのプロパーと呼ぶべきカードで、ポイント還元率の面ではそれほどお得というものではありません。もし、高還元率カードの紹介を希望する人は、別の記事を読まれた方が良いかと思います。

 三井住友VISAカードは、アメリカンエキスプレスカードやJCBプロパーカードと並んで、育てるクレジットカードだと思います。すなわち、クラシックカード、ゴールドカード、プラチナカード、そしてブラックカードと付帯サービスや特典がグレードアップしていきます。ゴールドカードにステータスがあるかという議論はおいておきます。

 三井住友VISAカードの場合、クレジットカードをはじめて使うという人はクラシックカードからスタートします。もし学生であれば学生カード、女性であればアミエティカードなど、年会費や学生向けの特典があるクラシックカードを選択するのも手です。クラシックカードには、無印のクラシックカードとクラシックAカードがありますが、付帯保険の関係を吟味して選択すればよいかと思います。

 クレジットカードに慣れてくると、クラシックカードでは役不足になります。そこで登場するのが、ゴールドカードになります。ゴールドカードの特徴は、クレジットカードの限度額が上がり、付帯保険サービスが充実し、一番は空港ラウンジサービスが利用できるようになります。もし、海外旅行に行く場合、帰りのスーツケースを空港から自宅まで安価に宅配してくれるサービスも受けられるようになります。

 また、20代の人は、プライムゴールドカードと呼ばれる、20代向けゴールドカードを選択することができます。プライムゴールドカードは、ゴールドカードとサービス内容がほとんど同じで、年会費が半額程度に設定されています。将来の優良顧客の囲い込みという側面があるかもしれませんが、ゴールドカード初心者として試しに使ってみるには丁度良いかと思います。

 そして、ゴールドカードさえも役不足になるとき、プラチナカードがあります。アメリカンエキスプレスカードの場合、プラチナカードの上にブラックカードがありますが、三井住友VISAカードの場合は、プラチナカードが最上位に位置づけられています。プラチナカードを所有するためには、公式ウェブサイトには30歳以上で定職に就いていることくらいの表現にとどまっていますが、実際の審査はもっと厳しいかと思います。

 三井住友VISAカードのプラチナカードを取得するためには、20歳の頃から、クラシックカード、プライムゴールドカード、ゴールドカード、そしてプラチナカードと育てるのがセオリーだと思います。また、三井住友VISAカードの審査は謎の部分があるため、年齢が30歳以上である点と社会的責任の問われる職業に就いている点、かつこれまでの三井住友VISAカードの利用履歴(通称:クレヒス)が重要になるかと思います。

 プラチナカードの審査は厳しいといえども、やはりクレヒスを十分に積んで、社会的責任を果たし、年齢面をクリアすれば、案外取得は簡単かもしれません。また、プラチナカードは年会費が高額ですが、十分に元を取れるだけの付帯サービスがついています。ホンネを言うと、平均的な日本人は、三井住友VISAゴールドカードがコスパが最も良いかと思います。プラチナカードのメリットを活用できるのは、国内や海外に移動することが多々あり、プラチナコンシェルジュデスクを必要としている人だと思います。