2016年8月30日火曜日

今回のシンガポール移動からクレジットカードの積極的な利用を試みました

これまで筆者は、海外においては“現金”を中心として決済してきました。しかし、今回の海外移動より、アメックスカードにICチップを搭載させたので、クレジットカードの積極的な利用することにしました。前回のシンガポール移動の際は、ICチップがないためにアメックスが全く使えず、とても不便だったことが反省でした。そして、今回は、せっかくなので利便性の検証です。

シンガポールにおいても、やはりVISAとMASTERの勢力が強いです。国内ではこの二大勢力に、日本発の国際ブランドJCBが加わりますが、シンガポールではJCBのロゴはほとんど見ることはありませんでした。また、国内ではJCBとアメックスが提携しているので、筆者が日常的にアメックスを使っている中で拒否されることはほとんどありません。しかし、シンガポールでは、VISAかMASTERしか使えないと言われることが多々ありました(クレジットカードを出して50%くらい)。

ちなみに、そういった場合であっても、三井住友VISAカードは必ず利用できました。ただし、筆者はアメックスが使えないと言われたら、現金ですぐに支払ってしまいました。こういう理由で、筆者がメインカードとして、三井住友VISAカードをおすすめするのは、これまでの人生において、支払いで一度も拒否されたことがないクレジットカードですからね...。

海外にて利用する場合、為替レートと両替手数料が重要になってきます。他のブログにおいて、先人たちが数多くの検証をしているので、筆者が改めて確かめる必要はないかと思います。結論からいうと、MASTERカードが最良、次いでVISA、JCB、アメックス、そしてダイナースになるようです。

今回のシンガポール移動にて、アメックスにて決済した際のレートは次の通りでした。

8/27
76.404
76.404
8/28
76.406
76.419
76.391
8/29
76.300
76.364
76.364
76.394
平 均
76.383

ちなみに、今回のアメックスのレートに併せて、VISAとMASTERのレートに三井住友VISAカードの海外事務手数料(1.63%)を加えたレートを示します。参考までに、三菱東京UFJ銀行の仲値、ワールドカレンシーショップにて日本円からシンガポールドルに両替したときのレートも並べてみます。

こうみてみると、やはりマスターが一番良さそうですが、結局、アメックスを使ったとしても極端にレートが悪いということはなさそうなので、あとは好みの問題のようにも感じます。一方で、国内でシンガポールドルの現金を入手することは、アベノミクスの急激な円安の進行でもない限り、為替レートは不利かと感じます。

Date
Amex
VISA
Master
UFJ/TTM
Wカレンシ
8/26
75.694 74.993 74.360 80.091
8/27
76.404 76.926 *** *** 80.091
8/28
76.405 76.926 *** *** 80.091
8/29
76.355 76.926 76.190 74.820 80.586

ちなみに、シンガポールに到着してすぐに、チャンギ空港に設置されているATMにて、三井住友VISAカードを使って海外キャッシングにて現地通貨を引き出しました。帰国後すぐに繰り上げ返済をして、4日分の利息、海外ATM手数料(216円)をすべて含めた為替レートは次の通りです。

8/27 キャッシング 76.520

英語にてATMを操作する勇気と能力が必要かもしれませんが、現金から現金の両替よりもお得だと思います。海外キャッシングの怖いところは、スキミングやカードが飲み込まれるリスクかと思います。スキミング対策としては、スキミング装置が設置しにくい場所にあるATMを利用することかと思います。例えば、ガードマンが立っている銀行内のATM、ショッピングセンターのレジの近くにあって店員やお客が並んだときに人の目に触れるATM、警備員が巡回している空港で複数のATMが並んでいるところのATMかと思います。

また、カードが飲み込まれるリスクに対しては、何かあったときはすぐに対応をお願いできる銀行内に設置されたATM、少し待たなければならないかもしれませんが、自分が使う直前まで別の誰か(みるからに一般人)が使ったATMかと思います。

筆者は空港やショッピングセンターに設置されているATMのうち、誰かが使っている様子を一度素通りして確認しておきます。そして、再度ATMの場所に戻って、2~3人程度までを許容範囲として、順番待ちの列に並んでから利用します。これだけでも、海外キャッシングを行うリスクのほとんどを取り除けるかと思います。