2017年7月28日金曜日

いたがきの紙幣専用の財布『シンプル束入れ』!

先日の札幌移動の際、新千歳空港のショップにて、以前からずっと欲しいと思っていたアイテムを発見したので即断即決にて購入しました。筆者は財布を持ち歩く習慣がなく、スマホケースに運転免許証やクレジットカード類を入れ、キーケースに小銭を入れています。そして、the RIDGE に一部のカード類を挟んでマネークリップ部分に紙幣を挟んでいました。

the RIDGE はとても便利なアイテムで重宝していまして、海外旅行において1,000円以下の小額紙幣をマネークリップで取り扱うには適しています。一方で、日本人として紙幣を四ツ折りにしてマネーバンドで挟むのは精神的に苦痛でして、利用頻度はほとんどないのですが、紙幣専用の財布が欲しいと思っていました。そして、カード類はベルロイのカード専用入れにしまうという算段です。


革製品といえば欧州のハイブランドを見せびらかすようにして皆使っているように思いますが、それこそ日本人の舶来崇拝の代表例かと思います。一方で、日本の革製品も捨てたものではなくて、職人さんは良い仕事をしています。革製品の拠点というべき地域はいくつかあるかと思いますが、そのなかで北海道の 鞄いたがき さんは筆者のイメージしていた通りに、まさにそのもの『シンプル束入れ』を提供してくれていました。


鞄いたがきさんの商品については、欧州系ハイブランドのようなブランド性は全くなくて、良くも悪くも高級商品というわけではありません。しかし、商品を手に取るだけで、真面目に真剣に『ものづくり』に徹していることがよく伝わってくる商品でして、そんな職人さんたちの気迫のようなものを手に取るだけで敏感に伝わってきます。また、値段もそれほど高いわけでもなく、材料費、人件費、販売費用を加味すれば、総合的に考えて、どれほどの利益が出ているのか疑問です。


日本人の特徴としてブランド志向が強くて、自分の判断を信じることができずに、他人の権威のある評価ばかりを頼っているように思います。筆者はそのような選び方をするのは嫌いでして、自分の判断のみを信じて決めてゆきます。鞄いたがきさんは、もともと鞄メーカーだったようでして、商品ラインナップをみても小物を作るのは朝飯前でしょう。鞄のデザインセンスはイマドキとは正直言い難いですのですが、あとは好みの問題になるかと思います。

少なくとも、身の丈に合わないブランド商品を身につけるよりも、このような丁寧な仕事をして作られたアイテムを大切に使っていきたいものです。