2017年8月26日土曜日

JTBの外貨両替サービスにてシンガポールドルを宅配してもらいました

海外渡航の場合には、基本的にはクレジットカード決済で済ませれば良いのですが、現地通貨現金を少なからず調達する必要があるかと思います。ほとんどの人は空港の両替所にて日本円の現金から両替をされるかと思います。一方で、当日はゆっくりと過ごしたいために、事前に両替をしておくという選択肢もあるかと思います。いつもであれば、筆者は天神に行く用事があるときに、ついでにワールドカレンシーショップあたりにて両替をします。しかし、今回は街中に用事が全くないので、JTBの外貨両替サービスを利用して、シンガポールドルを自宅まで宅配してもらうことにしました。

外貨宅配サービスとして有名なところでは、三井住友銀行やゆうちょ銀行が提供しています。今回、あえて、なぜ JTB を利用したかというと、クレジットカード決済で代金が支払える点、そして3万円以上を両替する場合に送料が無料になるという点です(クレジットカード決済で宅配する場合は、3万円以上を指定する必要があります..)。


JTB の公式ウェブサイトから WEB での両替の手続きをすすめまして、3Dセキュアに対応したクレジットカードにて支払いを行います。クレジットカードの海外キャッシングサービスという選択肢もありまして、そちらの方が手数料などを加味すると割安かと思います。ただし、現地 ATM を利用することによる不測の事態を避け、元利を含めて繰り上げ返済をする手間(繰り上げ返済をしないと年利18%は案外と効いてきますし、キャッシングという、明白すぎる借金は精神的に耐えられるかですね。)を考えると、JTB の外貨両替サービスも悪くない選択肢かと思います。すなわち、ショッピング枠で外貨を購入してポイントがもらえる点と、クレヒスを育てることができる点が大きいかと思います。


とりあえず、400シンガポールドルほど申込んでみました。両替の紙幣を指定することができるようでしたので、50シンガポールドル札を8枚にしました。本来であれば、10ドル札のような小額紙幣を混ぜるべきかと思います。しかし、筆者は細かい紙幣は嵩張ってしまうのがイヤなので、いつも基本的に50シンガポールドル札に両替してしまいます。また、100シンガポールドル札については、使える場所がほとんどなくて、以前、砕くのに手こずった経験がありましたので、必ず避けるようにしています。

ちなみに、50シンガポールドル札に関しても、場合によっては支払いの際に断られることもあります。筆者はこれまでに不便を感じたことはないのですが、店員さんの目線において「紳士淑女」の基準に合致していなければ、平然と受取りを拒否されている様子を目撃したことがあります。これはシンガポール特有のことというわけではなくて、例えば米国においても、筆者の前で会計をしていた現地の白人のおばあちゃんは100ドル札を出しても平然と受け取られていました。しかし、筆者は、たとえ20ドル札であっても「おまえは高校生か?」と言われて、偽札の疑いをかけられました。良くあることです。


筆者が明白に留守のときに宅配をされても、宅配便の人にも迷惑がかかりますので、確実に在宅している日付と時間帯を指定いたしました。外貨はゆうパックにて届きまして、色々とハンコ類が押されていて物々しい雰囲気でした。シンガポールドル札は外貨の内訳が印字された封筒の中に入っていました。日本円の現金を郵送する場合は「現金書留」にしなければ法律違反かと思います。外貨については現金の扱いにはなりませんので「現金書留」である必要はありません(普通郵便でも可能かと思います)が、貴金属その他の貴重品に該当させて「書留」に指定するのが正解かと思います。今回も時間指定をするためにゆうパックにした上で、書留のオプションが指定されていました。


封筒の中身は計算書が入っていて、複数の人たちが何度も確認したという押印がありました。たしかに50シンガポールドル札が8枚入っていることを確認しました。また、1枚ずつ手触り、ホログラム、ユソフ氏の透かしが入っている点、および中央にセキュリティリボンが埋め込まれている点を確認してゆきました。


JTB の外貨両替サービスについては、インターネットを介して自宅まで外貨を宅配してもらうことができ、その支払いにクレジットカード決済が利用できるのは便利だと思いました。外貨取り扱い手数料をシビアに気にされる方に対してはおすすめできません。しかし、「現地ではクレジットカード決済を主軸としており、3万円くらいの現金がテキトウにあれば良いや」。そして、「細かい手数料を気にしても円安に軽く振れれば細かい差なんて吹っ飛んでしまうでしょ?気にしないよw」。さらに、「高々、2~3万円のために頭を使うのはしんどくて、ワンクリックで自宅まで届けてもらったらそれでいいや。両替のために交通費をかけて、貴重な時間と労力を使ってまで店舗に行くのはシンドイし。また、当日に空港の両替所に並んで両替するにはメンドイくて、色々考えるとバカらしいや。やっぱり、空港では免税店を冷やかしたあとに、VIP ラウンジでくつろぎたいや..」という人には良いかと思いました。

体感的にインターバンクレートと比較すると、1通貨単位あたり5円程度。従って、400通貨で、2,000円程度は手数料で支払っていることになりますかね。ポイント還元率を2%とすると、700円程度、往復の郵送料を考えると...ですかね。