パルテノン神殿があるエリアに入るためには、チケット売り場にて入場券を買う必要があります。筆者は古代ギリシャの歴史には興味がありませんので、アクロポリス周辺だけのチケットを20ユーロにて購入しました。窓口は時間帯が早かったためか並ぶことなく購入することができましたが、帰りに見かけると長い列ができていました。クレジットカードも使えるようでしたが、素直に現金を出すとバーコードが付いたレシートを発券してもらえました。これを入口のゲートの読み取り機にかざすわけです。ただし、バーコード読み取り機の精度が甘いようでして、係員のお姉さんにチケットを渡すと慣れた手つきで通してくれました。
人の流れに沿って上がっていくと、何かの遺跡がありましたのでひとまず撮影しておきました。後から調べてみますと、ヘロディス・アッティコス音楽堂のようでして、昔のギリシャの人たちはここで音楽鑑賞を楽しんでいたということでしょう。
さらにズンズンと上がっていきますと、アテネ市内を展望することができるエリアに着きました。ここまでの道のりは、足下が悪い割りに手すりも何もないので、滑って転んでしまいそうです。日本だったら何かしらの対策をしているはずですが、そんなこともお構いなしといったところでしょうか(笑)。アクロポリスからの下界の眺めは、筆者の地元の松山において、松山城から城下町を眺めた風景を思い出しました。田舎具合も同じようなかんじで、どこか懐かしさを覚えました。
アクロポリスには最も有名なパルテノン神殿があります。余談ですが、筆者が愛用している三井住友VISAカードのカードフェイスにも登場します。勝手な想像として、建物らしい何かがあるのかと思っていたのですが、単なる柱が立っている程度でした。やはり、プロが撮影した写真ではなく、実物を見なければ分からないこともあるようです。一方で、当時の人たちが建造したことを思えば圧倒されました。柱にも細工や彫刻がなされていまして、当時のギリシャの人たちの細かい部分までのこだわりを感じました。
アクロポリスの遺跡を見学して、何も分からないド素人の筆者ですが、感動しました。