2018年12月24日月曜日

メインパソコンのグラフィックボードを交換しました

 筆者は Adobe Creative Cloud を mac mini 2018 と Macbook 12in にライセンス認証を通して使っているのですが、Macbook 12in では動きが遅くて困っていました。使い勝手があまり良くない状況でライセンスを消費するのはもったいないので、メインパソコンにライセンスを移動させることにしました。メインパソコンにて Adobe Creative Cloud を使っていてふと気がついたのですが、実は mac mini でも動作にストレスを感じることがありまして、一方、メインパソコンの環境ではそのストレスがありません。デスクトップパソコンと mac mini を比較すると、スペックとしては、さほど差はないために疑問に感じました。

 筆者はグラフィックボードについては無関心でして、ゲームをするわけではないので、そこそこに映れば良い程度に考えていました。動画のエンコードや一部のソフトウェアでは、GPGPU と呼ばれる一部の演算処理をグラフィックボードに割り当てることで処理速度を高める技術が採用されています。Windows のタスクマネージャーから CPU と GPU の使用率を確認しましたところ、Adobe  Illustrator で操作するときに CPU だけでなく、GPU も数十パーセントほど値が上がっていました。従って、最近は、筆者が思っていた以上に、グラフィックボードの役割が高まっているようです。

 筆者のメインパソコンに対して、ベンチマークソフトを使って性能を評価してみたところ、明らかに CPU に対してグラフィックボードが足を引っ張っていることが確かめられました。具体的には、シネベンチによる測定の結果、メインパソコンと mac mini の間に、GPU性能に2倍程度の差がありました。この微妙な差かもしれませんが、操作性に影響を与えていたのではないかと思います。
  • メインパソコン:76.98 (GPU), 1,006 (CPU)
  • mac mini:44.26 (GPU), 877 (CPU)
 さて、本題に戻りまして、メインパソコンの GPU 処理能力を高めるために、新しくグラフィックボードを購入しました。とくに理由はないのですが、昔から GIGABYTE の製品を購入していますので、今回もマザーボードに合わせて GIGABYTE の中から選びました。また、GeForce シリーズをずっと愛用していますので、同シリーズの GTX 1060 を選びました。最近は GTX 20xx シリーズや、 GTX 1080 もあるのですが、筆者はゲームをするわけではないので、Geforce GTX 1060 が必要十分であると考えました。


 本体には2個の空冷ファンが搭載されていまして、バックパネルも2スロットを消費します。基板サイズが大きいタイプになりますので、内部の配線や部品の配置に少なからず気をつかいます。実は同じモデルで小さい基板タイプもあったのですが、価格がプラス1万円弱になります。筆者の場合はどちらを選んでもサイズ的には問題ありませんでしたので、2連ファンタイプのこのモデルを選択しました。


 新しい構成にしまして、ベンチマークを走らせてみたところ、次の通りの結果が得られました。GPU 性能が著しく改善しまして、メインパソコンのボトルネックを取り除くことができました。ひとまず、現在の構成でしばらく様子をみたいと思います。

  • シネベンチ:76.98 → 102.77
  • FFXVベンチ:932 → 6,448