2018年12月7日金曜日

海外での支払方法について

 海外に行くときに必要なお金をどのように持って行くかという問題は、海外旅行者にとって悩みどころの多い永遠の課題であると思います。最適解は人によって異なっており、これだという正解はないのが現実だと思います。また、以前は常識だった手段についても、ここ数年は状況ががらりと変わりつつあるように思います。そこで、いまいちど、2018年冬において、筆者の支払い手段をまとめたいと思います。よろしければ参考にしてください。
  • アメックスカード(アメックスコンタクトレス)
  • 三井住友 VISA カード
  • マネパカード・マネパ外貨両替
  • 海外プリペイドカード GAICA
  • NEO MONEY (ネオマネーカード)カード・セブン銀行カード
  • ワールドカレンシーショップ(福岡店)
  • 外貨宅配サービス(JTB・三井住友銀行)


アメックスカード(アメックスコンタクトレス)筆者は日々の生活ではアメックスカードをメインカードとして利用しており、その延長線上に海外での決済用にアメックスカードを利用しています。クレジット決済の際には、1.磁気ストライプ+サイン、2.IC チップ+暗証番号、3.非接触決済(+暗証番号)のいずれかの認証が必要です。筆者の経験では、グアムやハワイでは2.の場合が多く、自分で決済端末にカードを挿し、暗証番号を入力して、自分でカードを抜き取るパターンでした。一方、シンガポールでは、半々の確率で3.の場合がありました。すなわち、アメックスコンタクトレスによる非接触決済(NFC決済)による支払いです。海外であっても日本にいるときと変わらない決済手段が利用できてストレスが少ないです。

三井住友 VISA カード加盟店によってはアメックスカードが使えないことがありますので、予備のカードとして三井住友 VISA カードを使っています。これまで、数多くの場所でカードを使ってきたのですが、三井住友 VISA カードは断られた経験がないカードです。また、キャッシング枠を設定しているため、現地 ATM にてクレジットカードによる国際キャッシングサービスにより、現地通貨の現金を引き出すことができます。帰国後にクレジットカードデスクに電話をかけて繰上げ返済をすれば、金利手数料を加味したとしてもお得に外貨現金を調達することができます。

マネパカード・マネパ外貨両替:マネーパートナーズ証券が提供するサービスになりまして、FX 口座を持っていると大きな恩恵を受けることができます。事前にオンラインで外貨を注文しておき、成田空港、羽田空港、関西空港、中部国際空港のトラベレックスの窓口で受け取ることができます。筆者は、米ドルと欧ユーロの両替で利用しました。また、マネパカードと呼ばれるプリペイド式の国際デビットカードもありまして、現地 ATM で現金が不足した場合に利用できます。

海外プリペイドカード GAICA(ガイカ):新生銀行アプラスが発行しているプリペイド式のカードになりまして、マネパカードと同じような機能を持っています。新生銀行に外貨の口座をもっていると、その外貨預金を直接チャージすることができます。しかし、筆者は新生銀行の口座から必要に応じて日本円建てでチャージをして、海外に設置された ATM から現地通貨の現金を引き出しています(為替レートは引き出したタイミング、別途、手数料が必要です)。クレジットカードのキャッシングが便利な反面、繰り上げ返済の電話や振り込みの作業が面倒です。さらに、少額の場合はクレジットカードの海外キャッシングと手数料の面でほとんど変わらないため、GAICA を使うことが多いです。

NEO MONEY (ネオマネーカード)カード・セブン銀行カード:海外プリペイドカード GAICA と同じように使うことできるカードになります。ネオマネーカードは事前にセブンイレブンの ATM からお金をチャージをしておき、海外に設置された ATM から現地通貨の現金を引き出すことができます。一方、セブン銀行のキャッシュカードは海外でも利用することがでます。どちらのカードについても、セブン銀行 ATM を使う点は同じですが、セブン銀行カードは普通預金として利用していますので後者に統一しようかと検討中です(ただし、ネオマネーカードにも利点があるため解約はまだしていません)。

ワールドカレンシーショップ(福岡店):国内で渡航先の現地通貨の現金が欲しい場合に、日本円の現金から両替してくれます。ただし、両替手数料が割高であるために、海外旅行に慣れている人はあまり利用しないように思います。筆者は、初めて触る外貨の場合、偽造紙幣に騙されないようにするために、少額を両替して手触りを確かめています。また、旅行当日に国内・海外の空港の両替所で両替をすれば良いと単純に考えていると、長い行列に並ばざるを得なくなったり、タイミングが悪くて両替できないこともあります。そのため、当面の現金を用意していくと安心できます。

外貨宅配サービス(JTB・三井住友銀行):ワールドカレンシーショップは平日しか営業していないので、タイミングを逃すと両替できないことがあります。そこで、インターネットで必要な外貨を申し込み、自宅まで宅配してくれる外貨宅配サービスは便利です。JTB の場合、クレジットカードで決済ができるため、代引きが基本となる外貨宅配サービスの中では利便性が高いです。